教員免許制度が始まる
無事に元気になり、今日からまた教育事務所に出ています。教育事務所では新年度になり、会議がありました。日本語以外の言葉を長時間聞くのは正直つらく、集中して聞くのは結構消耗します(笑)。まだまだ会議の内容を全ては理解できていませんが、その中で分かったことについて書きます。
今日の会議では、教育省のTSC(Teachers Service Commission)から2人来て、今年度から導入される教員免許制度についての話がありました。
その話で分かったことは、教員免許には4つのカテゴリーがあるということです。
Full License / Interim License / Provincial License / Special License
しかも、教員免許は、自分でお金を払って更新するそうです。2000バツ~9000バツ。
値段が違うのは毎年更新するのかとか3年ごとの更新かによっても違うし、Teacher’s Collegeで学位をとっているかとか理系の専門的知識があるかということによっても免許は変わってくるそうです。
教育事務所の人は、免許の違いがあるのに、給料が変わらないのはどうなのかとTSCの方に投げかけていました。確かにその通りだなと思います。バヌアツの教員の給料は、経験年数は関係なく、みんな一律です。免許の種類を分けるのであれば、給料に差があってもいいのではないかと私も思いました。そうでないと先生達のモチベーションが上がらないような気がします。あとは、自分でお金を払って更新しなければいけないのもどうかとは思います。
この教員免許制度が作られた背景には、簡単に教員をクビにできないということがありそうです。例えば病気や何らかの原因で働けるのか働けないのかということを毎年、もしくは3年ごとに教員免許を更新するということで、ふるいにかけようとしているのかなと。
私のカウンターパートがJICAボランティアやピースコー(アメリカのボランティア)は免許が必要なのかと質問しました。答えは必要で、お金を払うのだそうです。今日初めて知ったのですが、JICA事務所に話してあるとのこと。本当だろうか?と思いました。JICA事務所に行ってそんな話があったのか確認してみようと思います。
とにかく教員免許制度がバヌアツで始まりました。まだ始まったばかりですから、これからどうなっていくのかなと様子を見ようと思います。
教育に関して、いろいろ改革をしようとしているのだなというのは、7か月生活してみて感じています。
みんなでお昼を食べました。