フランス語で算数の教材
学校が始まってからすっかり体の調子がよくなりました。むしろ絶好調です。なんて単純な人なのでしょう。やはり、子供や先生達から元気をもらっているようです。
毎週水曜日に行っているSt.Janne d’Arc schoolでの授業用に日本の教材をフランス語に訳してみました。そうすれば、先生達に教え方を示すことができると思ったからです。言葉だけだとなかなか伝わらないことがあります。イラストや図があれば、理解しやすいので、フランス語に訳してしまえと思ったのです。
実際は、Google translaterを使って、訳したものを、事務所のフランカフォンのスタッフにチェックしてもらって、作りました。日本語からフランス語に訳すのは翻訳機が上手に訳してくれないので、英語の文章からフランス語に訳しました。そうするとスムーズに訳してくれます。こういう時、感じるのですが、本当に日本語って他の言語とは異色の言語なのだなと思います。英語とフランス語は文法的に似ているから、スムーズに訳してくれるのです。翻訳サイトを使えば、たとえフランス語が分からなくても訳してくれるので本当に便利です。いい時代になったなと思います。
長方形と正方形の学習をしました。
実際に長方形と正方形を書く問題を入れました。
フランス語だとこのように書きます。
(1) Dessinez un rectangle avec une longueur de 4 cm et une largeur de 9 cm.
(2) Dessinez un rectangle avec des côtés de 3 cm et 5 cm
(3) Dessinez un carré de 5cm de côtés.
英語だとこんな感じ
(1) Draw a rectangle with a length of 4 cm and a width of 9 cm.
(2) Draw a rectangle with sides of 3 cm and 5 cm
(3) Draw a square of 5cm sides.
日本語だとこのような問題です。
(1)縦4cm、横9cmの長方形を書きましょう。
(2)縦3cm、横5cmの長方形を書きましょう。
(3)一辺が5cmの正方形を書きましょう。
長方形はrectangle 綴りは英語と一緒ですね。
正方形はcarréです。これは英語(square)とは違います。
授業をして感じたのですが、子供たちは定規で図形を書くということに慣れていないようです。先生とも話したのですが、手を使って体験から学ぶことがとても大切だということを伝えました。そうすると実感として体に残るからです。
教師がみんなに示すなど、視覚的に訴えることも大切です。
子供達ははなまるをもらおうと頑張りました。全員、長方形と正方形を書くことができ、はなまるをもらうことができました。
それから、これは他の学校でも昨年何度かやった実践ですが、以前、このブログでも書きましたが、長方形から正方形を作る活動をしました。そのあと折り紙をしました 笑。
長方形から正方形にする動機づけをしてあげると子供たちは喜んで頑張ります。正方形にすると折り紙の鳩が作れるなどなんだか楽しいことができるぞとわかれば頑張るからです。
これから英語でもフランス語でも算数の教材を作っていったら、結構な量になるのではないかなと思います。自分の勉強にもなるので、やってみようかなと思っています。
例えば英語のpleaseがフランス語だと、S'il vous plaîtだということだとか新しいフレーズや単語を覚えられそうです。
教材の数が日本に比べて少ない気がします。訳すれば使えるので、どんどん訳して使えるようにしていきたいです。日本人の私が言うのもなんですが、日本の教材ってよく考えられて作られたものだと思うのです。だから、広めたいのです。
終わった子供たちは友達に教えてあげようねと言ったらみんな優しく教えていました。こういう学び合いって大切ですよね。
これは日本にいたときにも感じていましたが、子供同士の言葉があると感じています。大人が教えるよりも子供同士で教え合うほうが理解できるということがたくさんあります。
思わず顔が緩んでしまいました。
どんどん面白い授業を作っていきたいです。
話す言葉はビスラマ語、板書は基本は英語ですが、フランス語で書けたらなと思います。ちょっと難しそうですけどね…。代わりに先生がフランスで説明してくれます。そのおかげで、協力できるので、この方法が今はベストかなと思います。先生と一緒に授業することが大切だと思っています。