Vanuatu diary

青年海外協力隊H27年度1次隊でVanuatuへ派遣されています。

SHEMATA 2nd meeting

先週の金曜日にSHEMATA(算数教師会)の2回目をKawenuで開催しました。今回は、KawenuのBetty先生に授業の中で一緒に子供達に指導した10の構成(Constitution of 10)についてプレゼンをしてもらいました。私は、このワークショップでは裏方に回りたいと考えています。できれば毎回、バヌアツ人の先生が算数活動の紹介を行えるといいなと思っています。JICAボランティア主体で進めてしまうと、私たちがいなくなってしまった後、続かなくなる可能性があるからです。まずはその組織作りをしていかなければいけないなと考えています。

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ワークショップが始まる前に、先生達に千代紙を使って簡単な箱の作り方を教えました。バヌアツではミーティングが時間通りになかなか始められないのが現状です。だからせめて時間通り来てくれた先生には、来てちょっと得したなということを何かしたいと思っています。時間通り来るとラッキーと思ってもらえると嬉しいです。この日は20分遅れで始められました。前回より10分早く始められました。

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Betty先生のプレゼン。

資料は私が作りましたが、事前に二人で打ち合わせをして、どんなことを話すのか決めていました。

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たし算やひき算をどのように指導するのか他の先生に提示しました。

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今回のワークショップでは、シニアボランティアの方(Teacher's collegeの理科教育隊員)も呼んで、小学校へ理科の出前授業ができる旨を伝えました。

もう一方は教育省に配属されている方です。ワークショップを開くにあたっていつも話し合っています。

JICAボランティアが協力し合ってできることがたくさんあると思うので、これからもアイディア共有していけたらと考えています。

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これは、指導案を作ろうというグループワークの場面です。

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グループごとに発表してもらいました。

面白いアクティビティを考えている先生もいました。

 

今回の収穫はBettyからもらった一言です。

「私は初めて、先生達の前でプレゼンテーションをしたけれど、本当にいい経験になった。同じ学校の同僚にもこの指導をシェアしたい。」

 

嬉しいです。自信をもって、教えることを楽しんでいるなと感じることができました。先生が教えることを楽しんでいると、子供に必ず伝わります。だからこのクラスの子供達は今、算数を楽しんでいるように感じています。

このような先生をもっともっとバヌアツに増やしたいというのが今の私のささやかな野望です。