今度は競技場で・・・
毎週水曜日のスポーツデー。今週も行われました。先週はウォーキングでしたが、今週は走りました。久しぶりに走りました。
バヌアツは道路の状態があまりよくないので、走ることが減っていたのですが、町のはずれに誰でも走れるトラックがあるということに初めて気が付きました。
ちなみに奥に見えるの丘が前回歩いたあたりです。
私のとなりにいるのは前のカウンターパートのジョーさん。教育省の人たちも走りに来ていました。
そのあとサッカーをし始めました。サッカーに参加していたのは男の人ばかりだったのですが、キーパーしてくれと言ってもらえたので、一応ゴールを守りました。でも怖いので、頼むから私の手前でディフェンスして!と言いました。
バヌアツではサッカーは人気スポーツです。いい大人のみなさんですが、みなさんサッカーが上手でした。
良い場所を見つけたので、また走りに行こうかなと思います。
実は今、筋肉痛です 笑。 運動不足を解消したいです。
ナゴール
ちょっと前ですが、先週末の土曜日にペンテコスト島へランドダイブを見に行ってきました。ランドダイブとはバンジージャンプのこと。実は、ここバヌアツはバンジージャンプの発祥の地であります。しかもそれは男性の成人の儀式として、もともとは存在していました。ナゴールと呼ばれています。
最近では観光客向けに4月~6月の毎週土曜日に行われています。
飛行機で約1時間です。ちなみにこの写真はアンブレム島の火山。2つ火山があるのが特徴です。ペンテコストに行く途中に天気が良ければ飛行機から見ることができます。
ナゴールの行われる村の小学校の子供たちが歌を歌って歓迎してくれました。男の子はナンバスという格好。女の子はグラススカートです。これはカスタム(伝統的な)の格好です。
観光用にしてくれているようです。この村では普段は洋服を着ています。
フランス語系の学校です。ここの学校の先生と少しお話しをしました。Donation Boxが置かれていたので、子供たちのためになるのならばと少しですが寄付しました。
ちょっとシャイだけど、かわいい笑顔の子供たちです。
さあいよいよランドダイブ!!
小さい子供から低いジャンプ台から跳びます。
ちなみにつたはもともと自分で選ぶものなんだとか。
命懸けのダイブなので、自分で選んでちゃんと調節するんだそうです。
地面も耕して柔らかくしてありました。
子供から大人まで7人が跳びました。
村のおばちゃんや子供たちがジャンプ台の近くで踊っていました。おばちゃんたちもグラススカートだったので、下だけしか履いていませんでした。
そして最後の人です。
た、たかい!!
実は最後の人は着地直前につたが当たったそうで、かなり痛がっていました。地面に倒れてすぐに立ち上がらなかったので、ひやひやしました。
本当に命懸けの儀式なのだと感じました。本当に無事でよかった。ちなみに一緒に行った看護師隊員にナゴール担当のチーフが薬はないかと聞いたので、痛み止めになる薬を渡していました。たまたま持ってきていてよかったです。
そのあとお昼を食べて、村の中を散策して、カバを作るところから見させてもらって飲みました。
お昼ご飯
チキン タロ ラップラップ 小麦粉を練ったもの などなど
村の教会
村のおうち
子供たち
カバづくり
ナゴールの時期は4~6月です。ご興味のあるかたはぜひペンテコストへ!
Sport Day
毎週水曜日は政府関係の機関は、スポーツをして体を動かしましょうと運動が推奨されているSport Dayです。
これまで、バレーボールやハンドボールなどを一緒にしてきました。最近あまり教育事務所の人たちも水曜日にスポーツをしていなかったですが、昨日は午前中の巡回を終えて教育事務所に戻ると、「午後歩きにいくよ。」と言われました。
ということで何も準備していなかった私はアイランドドレスを着ていたので、一度家に帰って運動できる服装に着替えてきました。しかし、一番暑く、日差しも強い時間帯のウォーキングなので、帽子、サングラス、長袖で行きました。
「長袖で暑くないの?」と言われたのですが、肌が弱いからと理由を伝えました。
歩いていくのかと思いきやいきなりバスでスタート地点まで行くことになりました。運動するのにバスを使っていくなんてどういうこと!?って最初は思ったのですが、バスを使って正解でした。
その後2時間歩くことになったからです 笑。
スタート地点 St.Joseph Schoolの側
ウォーキングだと思っていたら、軽く山登りでした・・・。
だんだん景色がよくなってきました。
ナンバンガの木のそばを通り、草むらを抜けるとそこには・・・
Monmaat schoolというきれいなSecondary Schoolがありました。
フランス語の学校だそうです。しかも寮も学校の中にあるんだって。
となりの男の方は私の新しいカウンターパート(上司)のMiate
優しいし、私の活動にものすごく協力的な方でとてもありがたいです。いつも感謝しています。
登ってきたかいがあったという美しい景色です。
事務所のみんなとハイポーズ!
いつも何かと気にかけてくれる同僚のDonald (Donaと呼んでいます。)
このあと違うルートからただただ下って事務所まで歩いて帰りました。なかなかいい運動になりました。また機会があったら事務所のみんなとぜひ歩きたいです。
SHEMATA 2nd meeting
先週の金曜日にSHEMATA(算数教師会)の2回目をKawenuで開催しました。今回は、KawenuのBetty先生に授業の中で一緒に子供達に指導した10の構成(Constitution of 10)についてプレゼンをしてもらいました。私は、このワークショップでは裏方に回りたいと考えています。できれば毎回、バヌアツ人の先生が算数活動の紹介を行えるといいなと思っています。JICAボランティア主体で進めてしまうと、私たちがいなくなってしまった後、続かなくなる可能性があるからです。まずはその組織作りをしていかなければいけないなと考えています。
ワークショップが始まる前に、先生達に千代紙を使って簡単な箱の作り方を教えました。バヌアツではミーティングが時間通りになかなか始められないのが現状です。だからせめて時間通り来てくれた先生には、来てちょっと得したなということを何かしたいと思っています。時間通り来るとラッキーと思ってもらえると嬉しいです。この日は20分遅れで始められました。前回より10分早く始められました。
Betty先生のプレゼン。
資料は私が作りましたが、事前に二人で打ち合わせをして、どんなことを話すのか決めていました。
たし算やひき算をどのように指導するのか他の先生に提示しました。
今回のワークショップでは、シニアボランティアの方(Teacher's collegeの理科教育隊員)も呼んで、小学校へ理科の出前授業ができる旨を伝えました。
もう一方は教育省に配属されている方です。ワークショップを開くにあたっていつも話し合っています。
JICAボランティアが協力し合ってできることがたくさんあると思うので、これからもアイディア共有していけたらと考えています。
これは、指導案を作ろうというグループワークの場面です。
グループごとに発表してもらいました。
面白いアクティビティを考えている先生もいました。
今回の収穫はBettyからもらった一言です。
「私は初めて、先生達の前でプレゼンテーションをしたけれど、本当にいい経験になった。同じ学校の同僚にもこの指導をシェアしたい。」
嬉しいです。自信をもって、教えることを楽しんでいるなと感じることができました。先生が教えることを楽しんでいると、子供に必ず伝わります。だからこのクラスの子供達は今、算数を楽しんでいるように感じています。
このような先生をもっともっとバヌアツに増やしたいというのが今の私のささやかな野望です。
先生の授業が変わってきた!!
最近ありがたいことに忙しくなっています。なかなかブログの更新ができません 笑。 家のネット環境がいまいちなので家ではなかなか更新できないのが現状です。
明日は第2回のSHEMATAミーティング(算数教師会)を開きます。そのための準備をいろいろとしてきました。今回は、普段、巡回指導で一緒に指導をしているKawenuの2年生の先生に協力をお願いして、10の合成・分解(Constitution of 10)についてプレゼンテーションをしてもらう予定にしています。プレゼンの資料は私が作りましたが、先生に話してもらおうと思っています。自分も午後は違う学校で音楽の授業をしてきましたが、そのあとKawenuの授業が終わるころに学校へ行って打ち合わせをしてきました。やはり現地の先生の参加型にするのが理想なので、どんどんSHEMATAのメンバーの先生に声をかけて何か提案をしてもらおうと思っています。準備はいろいろとありますが、ワークショップを開くのはとても楽しみでもあります。毎月あるので、終わったと思ったらすぐ次の準備にとりかかる必要があります。することが明確になってきたので、やりがいを感じています。いろいろな先生のクラスへ行って、この授業はいいなと思ったら、他の先生にも紹介したいと思っています。
この先生とは昨年度からの付き合いです。
この先生の指導が最近いいほうに変わったなと感じています。算数を子供たちがわかるようになってきたのが先生も嬉しいようで、算数の指導が楽しくなってきているようです。
この場面は、グループごとにグラフを作ったあと、集団解決をしている場面。前はこんな場面見たことなかったけど、前回のワークショップで授業の例を提示したからかこんな場面も授業の中で見られました。前は個人だけの場面ばかりでしたが集団解決の場面が見られるようになりました。
何年か前に100ます計算がこの国では大々的に取り組まれていました。それは以前、教育省に配属されていたJICAボランティアが取り組んでいた成果です。ただ、いまいち指導方法を分かっていない先生がいるので、どのような段階を経て指導していくのかアドバイスする必要があると感じています。実はこの先生も100ますに取り組んでいたのですが、計算させっぱなしになっていたので、みんなで答え合わせを毎回必ずすることだとか記録をつけることをアドバイスしました。今日行くと、実践してみたよと嬉しそうに記録のノートを見せてくれました。結構できがよくて私も嬉しくなりました。
100ますを実践しているSHEMATAメンバーの先生が他にもいます。St.Jeanne d'Arcの6年生の先生は物凄くて、昨年から教えている子供達を毎日100ます計算をして鍛えています。
この写真は100ます計算に取り組む6年生。
一番速い子は2分12秒で解き終えていました。
このクラスでの100ますの実践をKawenuの2年生の先生に動画を見せました。
指導の仕方のイメージが沸いたようでした。こういうとき記録に動画を撮っておくととても便利ですよね。
いろいろな授業のアイディアをシェアできるように私はワークショップのマネージメントをしっかりしたいと思います。
ワークショップは明日です。
おまけ
St.Jeanne d'Arcで重さの学習をした時の写真。体重計にものったことのない子供がたくさんいます。だからクラスの中の1Kgを探してその重さの感覚をつかんでもらおうと思いました。
ダイエットしなければと思って、日本から送ってもらった体重計が役に立ちました 笑。
休み時間、体重を測ってみたい子供は測っていいよと言ったらたくさんの子供がのりに来ました。
担任の先生もいつの間にやらこっそり体重計に乗っていました 笑。
大臣がシェファ教育事務所を訪問
日本の学校では、始業式や入学式が行われているころだと思います。桜が咲く中、新年度が始まりますね。来年の今頃は私も日本で新学期を迎えます。
先週から今週にかけて、巡回などいろいろとしていて、なかなかブログの更新ができませんでした。昨日、教育事務所に戻るとみんなが大掃除をしていたので何かと思っていたら、教育省の大臣が来るということでした。今年になって選挙があり、新しい大臣が就任されたのです。それから初めての州教育事務所への訪問です。朝早くから軽食の準備をしていたスタッフもいました。
今朝は8時から大臣が教育事務所を訪れて、スピーチをされていきました。一ボランティアが大臣にお会いできるとは!すごいと思います。
大臣がお話しされたことを全部は理解できませんでしたが、ここポートビラのあるシェファ教育事務所は、様々な教育政策に挑戦して他の州にも広めていく役割があるというようなことをおっしゃっていました。
木を植えていかれました。他のスタッフに聞いたところ、今、各小学校で木を植えているのだとか。
大臣とみなさんで写真撮影。撮ってと言われてしまったので、私は残念ながらカメラマンでした 笑。
終わった後、事務所の人たちと写真を撮りました。みんな無事終わって一安心というところでしょうか 笑。
やっぱりサントに来たらブルーホール行かなきゃだよね
サント3日目
バヌアツへ来たらぜひ行ってほしいのがブルーホール。
なんでこんなに青いのだろうかというくらい青いのがブルーホール。
今回、3か所ほどブルーホールに行ってきました。
それからノロックのビーチとポートオーリーです。
〇ジャッキーブルーホール
一番美しいだろうと言われているブルーホール青い。飛び込み台から飛び込んで楽しみました。ここはとにかく深い。しかもクリアだから深いところまでよく見えるので、飛び込むときは下を見ない方がよいかも 笑。実はちょっと飛び込むのが苦手だということが最近わかりました。あんまりいろいろ考えないで飛び込んだほうがいいです。
今回は大丈夫でした。
中はこんな感じ。なんだか幻想的ですごい。
〇ノロックビーチ
ちょうどこのとき、大きなクルーズ船が来ていたので、シャンパンビーチをあきらめてノロックビーチに行きました。ノロックもきれいでしたが、次回がシャンパンビーチにも行ってみたい。
後ろの島はエレファントアイランドという島だそうです。
〇ポートオーリー
ポートオーリーの海と白い砂浜は本当に美しいです。
泳ぎました。
ここには看護師隊員がいます。ということで、一緒にランチをしました。食べたのは魚。おいしかったです。
ちなみにここでは馬にも乗れます。
〇マテブルブルーホール
ロープから飛び込むのが面白そうだったけど、
今回は時間の都合で見るだけでしたが、地元のお兄ちゃんたちが、木から飛び込む衝撃の瞬間を目撃できました。
痛そうだけどすごすぎる!!
飛び込みがいがありそうなはしごとロープです。
ちょっと前までロープで楽しんでいたお兄ちゃんたちがいつの間にやら高い木に登っている!ポーズをとってくれました。
待っていたらこんな高いところから飛び込んでくれた!
動画でお見せできないのが残念・・・。
〇リリーブルーホール
ここはバヌアツのパンフレットで子供たちがカヌーに乗っている写真が撮られた場所です。来たばかりのころ見て、ここはいったいどこなんだろうと思っていたので、念願かなって行けてよかったです。ここではロープから飛び込みました。
子供に戻ったように遊んだブルーホールでした。
気付いたのですが、バヌアツへ来てから、私の中で基準みたいなものがあって、ロープを使って思い切りジャンプして飛び込むなど、もうできないなと思ってあきらめてやらないというのは童心と子供のころの体の使い方を忘れてしまって、残念な大人になってしまったのではないかと思ってしまうのです。
だから多少、「うわっこれは怖いわ」と思っても、トライしてみようと思っています。
これができなくなると一気に老けそうだから 笑。
だんだん飛んでいるうちに怖いと思っていたはずなのに、一番高い到達点から手を放して飛ぼうなどと欲を出してやっている自分がいました。子供に返っていましたね。
自然を使って遊ぶなんて贅沢なことだけど、昔は自然の中から遊びを見つけて遊んでいたなとも思います。
いい大人たちが子供にもどった素晴らしい一日でした。
帰りの車の荷台に揺られながら撮った景色
同期と「いつかこの景色を懐かしむんだろうね。」と話しながら帰ったのでした。
バヌアツの自然は忘れていたものをいろいろと呼び覚ましてくれます。
同期の隊員と。
2人に承諾してもらって載せています。
本当にいつも支えてもらっています。
そして、活動を頑張っている様子を知って刺激をもらっています。
小学校で活動している えふさん。左
大学の図書館で活動しているぴーこさん。右
2人で小学校で人形劇を開いたこともあるのだとか。
サントそしてバヌアツは素敵な魅力がいっぱいです。ぜひ一度はバヌアツへ。