鍵盤ハーモニカ
(English below)
更新が滞り気味です。実は家のネットが今、全く使えなくなっています。普段は大家さんのWIFIを使わせてもらっています。大家さんに遠慮もあって、個人でネットは契約していません。今、大家さんにネットが使えるように修理をお願いしているところです。
なので、ネットが使えるのは、町中のカフェかJICAドミトリーか配属先になります。
ありがたいことに巡回に毎日行っているのでなかなか更新できていないですが、今日は久しぶりに午後、教育事務所で仕事ができているので更新もしたいと思います。
それから久しぶりに英語でも少しですが書くことにします。
実は、こちらでできた友達が読んでくれているそうなのですが、日本語が分からないと言われてしまいました。
なので、余裕があるときは英語も加えて書きます。
いろいろな国の方に読んでもらえるのありがたいです。
さて写真は先週木曜日に行われた音楽のワークショップの様子です。この日は鍵盤ハーモニカをみんなで弾いてみました。
音楽のワークショップに長く通っている先生もいるので、弾ける先生は他の先生に教えていました。
コーディネーター的な役割をお願いされているので、ワークショップの内容はいつも私のほうで考えています。
楽譜を用意したり、歌詞を用意したり・・・。
先生たちが学校ですぐに指導できるような資料を作ってもっていくようにしています。
この日は、
かえるのうた
きらきらぼし
ロンドン橋
大きな栗の木の下で
を弾きました。
先生たちもとても楽しんでくださいました。
課題は、先生たちが弾けるようになっても、それぞれの学校で楽器が不足しているということ…。
しかも、あっても長くつかわれていないと、ホースの部分が壊れていることもあるようです。
ある学校のために、JICAの「世界の笑顔プログラム」を使って、鍵盤ハーモニカを申請中です。
これは、日本国内に任国で必要とされているものをボランティアが申請して、寄付を募るプログラムです。
つまり、私の申請は、みなさんが小学校時代に使った鍵盤ハーモニカを途上国のために寄付してもらうということです。
うまくいけば11月ごろ鍵盤ハーモニカが日本から送られてくるかもしれません。
Pianica
I participated the work shop of Music on last Thursday.
I lectured how to play the pianica (small piano)
Teacher enjoyed playing the pianica.
We played 4 songs like ”London Bridge”, ”Twinkle twinkle little star” and so on.
But we have a problem. Even if teacher can play the some instruments, instruments are not enough now.
Now, I apply one program to JICA for a school.
It is gathering pianicas from Japanese people.
They will come from Japan next November. Maybe…
SEHAMATA 4th meeting
今回は、プレゼンターの先生がいろいろとアクシデントがあったので、授業日数2日だけでしたが、なんとかプレゼンを行うところまでもっていくことができました。
2年生の単元で「長さ」を今回はテーマとして取り扱いました。
授業の様子。
1日目は、紙の定規を作って、cmを学びました。
最初は、3本の棒を見て、どれが一番長いか予想させます。
そして、紙定規で実際に測ってみるのです。
予想と結果が違った子供もたくさんいたので、先生が見るだけではわからないから実際に測ってみることが大切だと伝えていました。
折り紙がちょうど15cmだったので、測るものとして最適でした。
2日目は、本物の定規を使って、mmを学びました。
バヌアツのポストカードやチョークの長さを測りました。
この授業について、SHEMTAのミーティングでは、取り扱い紹介しました。
しかし、課題も・・・。
設定した日時が悪かったようでした。実はこの日はペイデー(給料日)だということもあり、先生たちの出席率が良くなかった。
そこで、ワークショップの後、先生達ともう一度、年間の日時を設定しなおしました。ちなみにペイデーは月に2回ほどあります。
すでにワークショップを4回行っていますが、同じ学校の先生は繰り返し来てくれていますが、ポートビラの学校すべてにレターを送っているにもかかわらず、いまだに来ていない学校があること…。
これは教育事務所のトップに相談してなんとかしなければいけないと思っています。実は出席した先生からこのワークショップについて、
「せっかくクリエイティブなことをしているのだから、他の学校も来るべきだ。」
とありがたいコメントをいただいたのです。
確かにその通りだと思います。せっかくプレゼンターの先生がプレゼンを用意しても聞く人が少ないのであれば、普及が難しいでしょう。
日本ではなかなかあり得ないことがあるので、難しいですが、リマインドのための電話をするなど、出席率をあげるために頑張らなければいけないなと思います。
ワークショップまであと2日
今日は、Seaside Community School の6年生のクラスへ分数を指導しに行きました。
たまたま2年生の指導ができなくなってしまったので、6年生の担任の先生から授業のリクエストを先週されて、それから、水、木、金、月、火と5日間続けて授業に入りました。
分数の基本的な指導から同分母ののたし算、ひき算まで指導し終えることができました。
授業の様子を写真でお伝えします。
先週木曜日の授業
1/2、1/4、 1/8 について学習しました。
折り紙って本当に便利ですね 笑。
子供たちが1のテープを8等分にして1/8を作っています。
そして、じゃんけんをして1/8をいくつ得ることができるかゲームをしました。
例えば、ゲーム終了時に7つ残っていれば7/8、12こ残っていれば12/8です。
いくつ残っているのか分数で答えなければいけません。
ゲームの様子。一番多く持っていた子は15/8でした。
結構白熱しました。
金曜日の授業
この日はテープ図を使いました。
文房具屋さんに行ったら、ペイント用のテープが売られていたので、これは授業に使えると思い、買いました。しかも、黒板にくっつくのでとても楽です。
目でみて分かるようにするのはとても大切だと思います。
大家さんの甥っ子のチャッドも理解できたようで、安心しました。
先生も説明に熱が入ります。先生が説明されるときは、私は一歩引いてみています。
私が持ってきたアイディアをもとに先生が意欲的に授業してもらえるととてもうれしいです。
月曜日の授業
この日は、テープ図だけでなく数直線、それから1ℓの入れ物に水がどのくらい入っているのかを分数で表す学習をしました。
これは1を10等分した時に、分数、小数の両方で表すことができるということを学習しています。
火曜日の授業
分数のたし算、ひき算の学習です。同分母の場合です。
真剣に問題に取り組む姿、わかったと喜んでいる姿を見るとバヌアツでも日本でも、変わらず嬉しいです。
来週の木曜日にまたクラスへ行くことにしました。
このクラスでの授業は本当にやりがいがあります。
授業後、たくさんの子供達が日本語で自分の名前を書いてほしいとやってきました。
日本語の名前をもらうとみんな喜んでいました。
さて、肝心2年生の先生ですが、今日、やっと復帰されました。かなり急ピッチですが、金曜日のプレゼンにむけて一緒に授業と準備をします。2年生についてはまた後日。
アクシデントがあったのですが・・・
バヌアツはタームホリデーが明けて今週から2学期が始まりました。
次回のSHEMATAミーティング(算数教師会)に向けて、昨日から次のプレゼンターをすることになっているSeaside Community schoolの2年生の先生のところへ行って授業のサポートをすることになっていました。この方は私の配属先の上司の奥さんなのですが一昨日、車に乗っているときに事故にあってしまったそうで、昨日、今日は学校に来ることができていませんでした。幸い大きなけがにはならなったそうなので、本当に安心しました。明日から学校に復帰するそうです。なので明日からサポートに入ろうと思います。
そんな予期せぬことがあったのですが、昨日、この学校の6年生の先生から自分のクラスで授業をしてもらえないだろうかとのリクエストがあったので、本来、2年生に入るはずだったところをせっかくなので6年生のクラスで授業をすることにしました。
実はこのクラスは私の家のオーナーの甥っ子、チャッドがいるクラスなので楽しみにして行きました。よく休みの日にキーボードや折り紙で一緒に遊んでいます。
計算に一生懸命取り組むチャッド。
この学校はうちから徒歩1分の学校です。
日本にいたときは1時間かかっていたので、通勤が楽ですね 笑。(ちなみに配属先の教育事務所は徒歩30分です。)
行ってみるととても感じのよい子供たちで、授業をものすごく楽しんでくれました。
先生からはFraction(分数)を教えてほしいと言われていたのですが、私は最初に子供達の計算のレベルが一体どのくらいのものなのか知りたかったので、今日は繰り上がりのあるたし算と繰り下がりのあるひき算について教えました。
日本式で教えたのですが、ここではその方法は浸透していないのですごく新鮮で楽しかったようです。
「もう1問やろう!もう1問やろう!」
と子供達から声が上がりました。
計算の仕方を子供が説明することができました。
今日1日だけしかまだ教えていませんが、このクラスはとても教えがいがありそうだと思いました。
先生の授業に対する姿勢がとてもよいと感じました。先生も一緒になって問題を解いたり、子供の机間指導をしたりして、理解できているかチェックしていたからです。意外とこういうことをする先生って少ないのです。先生が意欲的だと子供に伝わるものだと思っています。
明日も1時間目の授業に行くことにしました。
明日の予定は、今日教えたたし算、ひき算が理解できているかミニテストを最初にして、それから分数に入る予定です。
バヌアツで分数を教えるのは初めてなので、どんな反応になるか楽しみです。
前回のブログで、テレビ放送が楽しみですと書いたのですが、その後、夜のニュースでJICAの中間発表について放送されました。
大家さんと一緒にニュースを見ました。
その中で私のプレゼンの様子やインタビューも放送されました。放送後、ニュースで見たよと配属先の上司や同僚、巡回している学校の先生から声をかけてもらうことがあり、テレビの影響ってすごい!と思いました。私のインタビューでは具体物を使うことの大切さについての部分が主に放送されていました。私が伝えたことが少しでもバヌアツの教育に役に立てばうれしいです。
Mid-term presentation
先週の水曜日~金曜日までJICA Vanuatuは中間発表と総会を行いました。今回は私の隊次27-1次隊とひとつ前の26-4次隊がプレゼンをしました。中間発表では配属先の方を招待することになっているので、プレゼンで話す言葉はビスラマ語か英語かフランス語ということになっています。私は前回の先輩隊員のプレゼンを聞いて、ビスラマ語でしようと決めていました。普段使う言葉もほぼビスラマ語なので、上達するならきっと英語ではなくビスラマ語だろうと思っていたからです。
とはいうものの、前回の12月の総会で先輩隊員のプレゼンを聞いてあんなふうに話せるようになるのかなと多少のプレッシャーを感じていたのは事実です。だから、中間発表までは、ビスラマ語を日ごろから意図的に話すように心がけていたので、なんとかなりました。
今回の中間発表では、11人がプレゼンをしました。漁業組合、防災関連、学校保健、看護師、図書館司書、小学校教員、教員養成の多岐にわたる分野の話を聞くことができました。自分以外の分野も知ることができ、興味深かったです。ポートビラの漁業組合で活動している隊員は、貝殻のピアスやネックレスなどのアクセサリーをママたちが作れるようにマネジメントしています。現地のママたちの現金収入になる素晴らしい活動だと思います。
さて、今回のプレゼンで私が話した内容はざっくり言うと以下です。
〇巡回指導の活動
〇ミニ模擬授業(音楽)かえるのうた ビスラマ語バージョン
〇音楽教師会
〇算数教師会
〇今後の活動の目標
算数教師会の基盤を作り、軌道に乗せる。
ちょっと時間オーバーしていしまいましたが、模擬授業も入れて聞いている人を楽しませることは多少できたかなと思います。
前に出て話すことに関しては場数を踏んでいるので、そんなに緊張をすることもなかったので教員をしていてよかったと思いました 笑。
そして、同じ隊次のみんなとは島が違う人もいるので頻繁に会えるわけではありませんが、みんな頑張っているんだなということを感じることができました。本当にこの隊次で一緒にやってこれて良かったと思いました。
中間発表後、テレビバヌアツからインタビューを受けてほしいということで、3人がインタビューを受けました。
私も受けてほしいといことで、答えました。
質問内容とわたしの答え
〇なぜJICAは算数教育に力を入れているのか?
算数は日本の得意分野であり、その指導法をバヌアツの算数教育のために教授するため
〇活動では何を望んでいるのか?
算数教師会を軌道に乗せて、先生達がマネジメントすること
ちなみにインタビュアーは以前テレビ局を見学させもらった時に会ったスティーブでした。以前ブログでも紹介しましたが、和風総本家の企画で日本にも行ったことがある方です。
まだインタビューのテレビ放送はされていないみたいなのですが、夜のニュース番組が楽しみです。
SHEMATA 3rd meeting
久しぶりの更新です。実は、今週、JICAバヌアツの中間発表と総会が控えているので、準備に追われています。今回の中間発表は私も行うことになっています。木曜日が私の発表日なのですが、今日、なんとかプレゼンづくりに目途が立ちました。配属先の教育事務所の同僚のDonaldにビスラマ語の原稿をチェックしてもらいました。これで後は練習すれば、自信をもって臨めそうです。
また、中間発表が終わってからブログでも報告しようと思います。
さて、ちょっと前の話になりますが、先週の水曜日にSHEMATAの3回目のミーティングを行いました。
今回の内容は100MATH(100ます計算)と繰り上がりのあるたし算のひっ算と繰り下がりのあるひき算のひっ算の解き方です。
今回のプレゼンターは普段授業に行っているSte Jeanne d'Arc schoolのMariaにお願いしました。
100ますを以前のJICAボランティアから学び、今も続けている先生です。このクラスの子供は6年生なのですが、5年生の時から彼女が受け持っていたので、続けていて今ではみんなたし算は5分以内に解けるようになっています。しかも満点の子供ばかり。継続は力なりですね。
Mariaはものすごく丁寧な指導をされる先生で、まるで日本人?とたまに錯覚してしまうほどです 笑。
100ますに取り組む先生達
ひっ算の答え合わせ
この日は参加者の先生たちに生徒になってもらって100ます計算とたし算ひき算のひっ算に挑戦してもらいました。
今回の収穫はメンバーの先生達が積極的になってきたこと。毎回プレゼンターを決めて、ミーティングを行うことにしました。また、ミーティングの前に事前に委員会メンバーだけ集まって事前の打ち合わせをすることにしました。楽しみになってきました。
今回のプレゼンターMariaには本当に感謝です。素晴らしい先生です。Mariaからの宿題で、今回の自分のプレゼンについてレポートを書いてほしいと言われました。英語で先生の活動についてレポートを書くのは初めてだったのですが、なんとか書きあげることができました。上司にもチェックしてもらいました。今、2週間のターム休みなので、休み明けに校長先生にレポートを提出しに行こうと思っています。
音楽のワークショップ
算数をメインにワークショップを開いている私ですが、実は音楽のワークショップにも月1で参加しています。
こちらの方は、バヌアツ人の先生が会のセッティングはすべてしているので、行くだけですむので気持ちは非常に楽です。
行くだけと言っても、いろいろ教えてほしいとは言われているので、今回は鍵盤ハーモニカをしようということで準備をしていきました。
Melemaat Schoolでワークショップを開いたのですが、ここには数台、鍵盤ハーモニカやリコーダーがあります。
そういうわけで、せっかくなので、鍵盤ハーモニカをしようということにしました。
今回は人数の集まりがよくなくて私を含めて5人しかいなかったで、次回も可能なら、鍵盤ハーモニカを続けたいなと考えています。でも人数が少なかったからこそひとりひとりの練習ができたのでよかったです。
いつも思うのですが、バヌアツの人たちって耳がものすごくよい。きらきらぼしの主旋律を私が弾くとみんな勝手にアレンジしてものすごく美しい音色になるのです。楽譜がなくてもできちゃうのです。
教会でもみんなそれぞれ違う音程で歌っているけど本当に美しいです。
算数のワークショップもバヌアツ人主体になるとよいなと考えています。
ちなみにこの学校には算数教師会のChairman(代表者)になった先生がいるので、行ったついでに次回の打ち合わせを少しだけすることができました。会えてよかったです。